カントン包茎は早めの治療がおすすめ
カントン包茎は、包皮の先端にある口の部分がとても狭くなっていて、亀頭を露出させようとすると亀頭や陰茎が締め付けられてしまうタイプの包茎です。平常時には皮をむくことができるタイプと普段からむくことができないタイプがありますが、どちらの場合にも自分自身の皮で亀頭や陰茎を締め付けてうっ血させてしまう危険性があるので治療をすることが必要です。
無理にむいてしまうと、皮が元に戻らなくなってしまい、陰茎や亀頭がゴムで縛られたような状態になって血流が悪くなり、うっ血する可能性があります。場合によってはうっ血状態が続き、組織が壊死してしまったり、激しい痛みを伴ったりすることになるので、早めに治療をするようにしましょう。
また包皮がかぶっているので細菌が繁殖しやすく、皮や亀頭、陰茎が炎症を起こしてしまうことや二次性真性包茎になること、細菌が体内に入り込んで尿路感染症や腎炎、膀胱炎などのリスクもあります。
カントン包茎の治療方法と治療期間
カントン包茎の治療では、手術を必要とすることが多くなっています。大切な部分を手術するのが怖いという人も多いのですが、カントン包茎の治療は日帰りで行うことができ、余分な包皮を取り除き、正常な状態になるように縫い合わせる治療を行います。
手術をするので痛みが心配だと思いますが、麻酔を使用するので手術中に痛みを感じることはありませんし、術後も痛みのコントロールを行うので、強烈な痛みが続くということはありません。手術後3日程度は、シャワーに入る時にはビニール袋をかぶせるなど濡れないようにする必要がありますが、4日目くらいからは直接洗うことが可能になります。女性とのかかわりを持つまでは、1か月ほどの期間が必要となります。
術後の頻繁にクリニックに通う必要はなく、術後の経過を確認するために、1回から数回程通うことがあります。カントン包茎は、皮がかぶって見た目が悪いだけでなく、重篤な症状に発展する可能性があるので早めに治療を行いましょう。
まとめ
カントン包茎は仮性包茎の種類のひとつですが、包皮の口がとても狭いために、亀頭などがうっ血して組織が壊死してしまう危険性があります。また細菌が繁殖しやすく、においやかゆみに悩まされたり、膀胱炎や腎炎、尿路感染症のリスクもあるので早めに手術を受けておくことをおすすめします。
カントン包茎の治療方法である手術は日帰りで行うことができ、痛みのコントロールをしてもらうことができるので、まずはカウンセリングを受けて医師に直接相談しましょう。